大豆イソフラボンの特徴は、女性ホルモン「エストロゲン」(卵胞ホルモン)に骨格が似ており、その働きをし、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれる事にあります。
加齢とともにエストロゲンの分泌量が減少すると、やがて更年期、閉経を迎え、それに伴い、「更年期障害」と呼ばれる体と心のトラブルがみられることがあります。
そこで大豆イソフラボンは、エストロゲンの不足を補い、トラブルを予防してくれるのです。
更年期障害の症状には、直接女性ホルモンであるエストロゲンを投与するホルモン補充療法がありますが、乳がんの発生を増加させるという副作用があります。
しかし、大豆イソフラボンの化学構造がエストロゲンとよく似ており、不足したエストロゲンに代わってその受容体と反応し、補足的に働くために更年期が楽になると考えられています。
その効果は100分の1ともいわれており、長期服用によりその効果がはっきりしてきます。
また、この効果は女性のみならず40歳過ぎから生じてくる精巣機能の低下に伴う男性更年期にも効果があるという報告があります。
キッコーマン(株)が発売している『基本のサプリ』がまさに、そのエストロゲンの類似成分ゲニステインを含んでいます。
但し、30%強の方には無効例があることだけはご承知ください。
実際に外来で内服された患者さんの状況をご説明します。
52歳女性、痛くて物をもったり、つまんだりが徐々につらくなり、ペットボトルさえも開けられなくなった、と外来受診された。
6か月服用後にはつまみ動作も難なく行えるようになり、痛みもなくなっている。
当サイトを監修している田中利和は、千葉県柏市の柏Handクリニックにて、手(指・手首・ひじ)の疾患に特化した診察・治療を行っております。
2020年の開院以来、手の症状でお困りの多くの方にご来院いただいております。
日本整形外科学会専門医・日本手の外科学会専門医の資格を持った手の専門家として、患者さんと一緒に、より良い治療を一緒に考えていきたいと思っております。