こちらでは尺側手根伸筋腱脱臼についてをQ&A形式でご説明しています。
A. 尺側手根伸筋腱脱臼は、クリッという音とともに疼痛を伴って、尺側の腱が脱臼します。
A. 繰り返す前腕回内外動作や、力仕事にとって起こります。
A. 尺側手根伸筋腱(以下ECU伸筋腱)は尺骨の先端、手関節部分にある尺骨の腱の骨溝内に通常はあります。
しかし、前腕を回旋(手関節の内返し、外返し)すると、尺骨も回旋と同時に移動を行い溝から外れようとします。
その機序は尺側手根伸筋腱炎・腱鞘炎が生じることと同様です。
A. 外科的な処置が必要です。尺骨の骨溝にECU腱が安定していられるように、腱鞘を作り直します。
術後3週間は固定し、4週間目から動かし始め、7週間目からいろいろなことができるようになります。
近くの手外科専門医を受診ください。
当サイトを監修している田中利和は、千葉県柏市の柏Handクリニックにて、手(指・手首・ひじ)の疾患に特化した診察・治療を行っております。
2020年の開院以来、手の症状でお困りの多くの方にご来院いただいております。
日本整形外科学会専門医・日本手の外科学会専門医の資格を持った手の専門家として、患者さんと一緒に、より良い治療を一緒に考えていきたいと思っております。