A. 軟骨は成長期には骨の端のほうにあって、盛んに新しい骨を作って骨を長く成長させる役目をもっています。
このような軟骨組織が異常に増えてしまうのが軟骨腫です。
A. ほとんどが骨の内部にできて単発性で、内軟骨腫と呼ばれ症状はありません。手のレントゲン撮影の際に偶然発見されることもありますが、多くは病的骨折による痛みで受診されることが多いです。
治療の際には必ずMRIで病変の範囲をご確認ください。
A. 病的骨折があるときや、痛みがあるときは固定をしておきます。痛みが落ち着いたら、内部の軟骨を掻把します。
掻把だけでも内部に骨組織ができて形態の修復がされますが、骨折の既往がある方は、皮質骨が薄いために掻把後再度骨折を起こすことがあります。人工骨の充填をお薦めします。
当サイトを監修している田中利和は、千葉県柏市の柏Handクリニックにて、手(指・手首・ひじ)の疾患に特化した診察・治療を行っております。
2020年の開院以来、手の症状でお困りの多くの方にご来院いただいております。
日本整形外科学会専門医・日本手の外科学会専門医の資格を持った手の専門家として、患者さんと一緒に、より良い治療を一緒に考えていきたいと思っております。