指を強く突いたり、ひねったりした際に第2関節(PIP)の腫れが出て、可動時痛が生じます。
放置しておいても中々改善しません。
靭帯の断裂や骨折を伴ったものがありますし、テープでの固定でよくなりますので早めに医師にご相談ください。
こちらでは側副靭帯損傷についてをQ&A形式でご説明しています。
A. 2016年1月~2018年6月30日まで通院された新規の屈筋腱断裂の患者さんは2年6か月で100例の年齢分布です。40歳以下が63例と多くを占めています。
特にスポーツをする年齢に多いです。
A.100例の性比分布は、男性58例、女性42例と男性が多いですがほぼ近似しています。
A. 原因は外傷です。
側副靭帯は指の第2関節の部分の左右にある靭帯で指が左右にぶれることを制限しています。
バスケットやバレーボール、ソフトボールといった球技を行っている際にぶつかったり、取り損なった際に指が側方にずれて痛みが生じるようになります。以前は突き指と言われていましたが、その中に含まれる病態です。
骨折を伴っている場合がありますので、必ず患部のレントゲンを正面、側面でとる必要があります。
A. 第2関節が腫れて、可動域 (曲がりにくい、伸ばしにくい) が低下します。
放置しておくと(慢性期)、第2関節(PIP)関節が曲がったままになり、第1関節が反ってしまい、手指を伸ばすと第2関節だけ飛び出している変形(ボタン指変形)になってしまいます。
A. 急性期のものは手術をしません。
損傷のある側の隣の指と一緒に固定をして患指に力を入れずに一緒に固定した指を動かして、安静を保ちましょう(バッディーテイピング法)。
3~4週間固定をしていると腫れが引き、動きが楽になりますが、決して固定を外さないでください。
家事をするときも、入浴の際も固定をしておき、水を使い終わったら、テープを外して指をよく拭き再度固定して下さい。
腫れが引いていたらしっかり屈曲、伸展の運動をお願いします。腫れが続いているようなら、最大3か月のテープ固定をお願いします。途中可動域制限が生じるようなら必要な装具を取り付けます。
慢性例でも、根気強く固定をしていると改善します。
慢性例で不安定性が生じているものは手術が必要になりますし、関節変形が生じているものは靭帯形成と人工関節が必要になるかもしれません。
担当の手外科医とご相談ください。
A. 腱断裂例でも第2関節が柔らかければ時間はかかりますが、改善します。
まずは、手外科専門医にご相談ください。。
当サイトを監修している田中利和は、千葉県柏市の柏Handクリニックにて、手(指・手首・ひじ)の疾患に特化した診察・治療を行っております。
2020年の開院以来、手の症状でお困りの多くの方にご来院いただいております。
日本整形外科学会専門医・日本手の外科学会専門医の資格を持った手の専門家として、患者さんと一緒に、より良い治療を一緒に考えていきたいと思っております。