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肘の側副靭帯損傷

目次

Q. 側副靭帯損傷とは?

疼痛と可動域制限が伴う肘の側副靭帯損傷

肘の内側にある靭帯が傷ついたり、断裂するスポーツや転倒の際に受傷することが多い疾患です。野球のように投球動作を繰り返すことにより変性断裂になることもあり、野球選手のように手術を必要なこともあります。

こちらでは肘の側副靭帯損傷についてをQ&A形式でご説明しています。

Q. 肘の側副靭帯損傷の発症年齢は何歳ぐらいですか?

A. 2016年1月~2018年6月30日まで通院された新規の屈筋腱断裂の患者さんは2年6か月で47例の年齢分布です。

40歳以下が33例と多くを占めています。特にスポーツをする年齢に多いです。

Q. 男女比はどうですか?

A. 47例の性比分布は、男性31例、女性16例と男性が多いですがほぼ近似しています。

Q. どんな原因がありますか?

A. 外側型と内側型があります。どちらも原因は外傷です。

内壁型

内側型は、柔道や相撲のような競技には急性の、球技では一回の大きな外傷よりも繰り返しによる外傷が多いです。大リーグの大谷選手や田中選手のようにスポーツ選手に多いのも特徴です。

外壁型

外側型損傷は肘の脱臼を伴っており、脱臼の整復だけで放置されると不安定性が残ります。

Q. 症状はどのようなものがありますか?

A. 疼痛と可動域制限 (屈曲伸展が悪くなる) がでます。不安定性があると、球技上思ったパフォーマンスが出来なくなります。

Q. 治療はどうしたらいいでしょうか?

A. 急性期のものはまず固定を行います。3~4週間経過をみて、可動域訓練を開始します。不安定性が残るようであれば、前腕の一部を使用した靭帯の再建を行います。

外側でも、内側でも同様です。靭帯を再建した場合には、競技に復帰するためには1年近くを要する可能性が高いです。

当サイト監修医は
柏Handクリニック院長です

当サイトを監修している田中利和は、千葉県柏市の柏Handクリニックにて、手(指・手首・ひじ)の疾患に特化した診察・治療を行っております。

2020年の開院以来、手の症状でお困りの多くの方にご来院いただいております。

日本整形外科学会専門医・日本手の外科学会専門医の資格を持った手の専門家として、患者さんと一緒に、より良い治療を一緒に考えていきたいと思っております。

>>柏Handクリニックのホームページはこちら


相澤皮フ科クリニック

公益遮断法人 日本整形外科学会

�て年齢だけではないように思われます。
また、女性が多いことより、女性ホルモンの関係についての報告は多くみられます。一時給食作製に従事されている調理員の方に多く発生するという職業因子も考えられましたが、今ではそれは否定されています。
他の手指手関節疾患と同様に、多因子による影響が最も考えられており、特定は困難そうです。

Q.このままだと症状が進行してしまうのでしょうか?
また、症状を進めないためにはどうすればいいのでしょうか?

A.軟骨の変性が進み、指の動く範囲が狭くなると痛みは消失することが多いです。そのことを考えると、固定することが一つの方法です。
ソフトに固定する方法として、ディップエイドプラスというウレタンで出来たバンドがあります。数日間使用していると痛みは軽減します。柔らかい素材なので当っても症状が出ている関節の痛みはありません。
また、テーピングでの固定等も痛みには有効です。

外科的固定法には、鋼線(1.4㎜程度)を使って一時的に固定する方法と、3㎜程度のスクリューで関節を固定する方法があります。
しかし、固定すると痛みは消失しますが、固定した関節は動かせません。ただ、他の関節が動くので日常生活には不便はありません。固