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指尖部の激痛 グロームス腫瘍

Q. 症状はどんなものがありますか?

A. 爪に割れ目ができたり、爪を圧迫すると痛みあったり、触るだけで激痛を生じることがあります。
寒暖差によって痛みが増大する場合があり、痛み止めを飲むと楽になります。

また、爪下に腫瘍があると、爪にも変化が出てきます。特に縦に盛り上がりや、爪割れが出てきます。

爪下に腫瘍があると、爪にも変化が出てきます。特に縦に盛り上がりや、爪割れが出てきます。

Q. どうしてできるのか?

A. 化学受容体である傍神経節(glomus body)が発生起源で血管周囲、特に指尖部(爪下)に生じやすい腫瘍です。

特に爪下には傍神経節が多数存在しており、同一指、別部位の再発があるそうです1)。

Q. どうして痛みが出るのでしょうか?

A. 疼痛を発するプロスタグランジンを生成するC0XE-IIを生成する細胞の腫瘍で出来ています。

よって刺激により大量のプルスタグランジンを生成され、痛みが出て、痛み止めを飲むことによりCOXE-IIを抑制することにより痛み弱くなります。

Q. 診断はどのようになりますか?

A. 局所(圧痛や寒冷刺激)所見や、画像ではエコーやMRI等で2㎜程度のものであれば、描出可能です3)。

グロームス腫瘍エコー画像

MRI(左T1:低輝度、右T2:高輝度)

Q. 治療はどんなものがありますか

A. 切除術です。場所を特定しておいて、局所を展開します。爪下の場合は爪をもちあげて腫瘍を切除して、爪を元に戻します。車のボンネットを開けたようです。

手術をした日から疼痛は消失します。

Q. 再発はどうでしょうか

A. 海外の文献では4-20%と言われています。既に複数の腫瘍ができており3か月以上経過を診ていて、改善がなければ複数の腫瘍ができていると言われています1)。20例以上手術をした経験から、再発例の経験はありません。

Q. 貴院の治療成績はどうですか

A. 2020年8月から2021年7月までの1年間に手術治療を行った20例の結果をお示しします。

20例の内訳は、男性2例、女性18例と女性に多く、平均年齢は43歳で30歳以上に発症が多かった。

罹患部位は右10例、左10例と左右差はなく、母指5指、示指7指、中指4指、環指4指で、小指例はなかった。

術後症状は消失しています。

年齢ヒストグラム

グロームス腫瘍の発生場所を提示します。爪根に近いところの発生が多く、掌側にも発生します。

グロームス腫瘍の発生場所

参考文献

1)Subungual glomus tumor. Netscher DT, Aburto J, Koepplinger M. JHS Am. 2012 Apr;37(4):821-3;

2). Immunohistochemical Demonstration of cyclooxygenase-2 in Glomus Tumors T Yanai , T Tanaka, T Ogawa  J Bone Joint Surg Am 2013 Apr 17;95(8):725-8.

3) Ultrasound in Hand Surgery Harlan M. Starr Jr., Matthew D. Sedgley, Michael S. Murphy JHS. 39,(12), p2522-4

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