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痛風性関節炎

目次

Q. 痛風性関節炎とは?

指、手の甲、手の関節が腫れる痛風性関節炎

かつて「美食家の贅沢病」といわれていた痛風は、経済の成長に伴い食生活が豊かになり、誰でもがかかる病気となりました。

エネルギーの過剰摂取や運動不足などにより食生活をはじめとする生活習慣の変化がもたらした生活習慣病の一つです。

通常は足の指の関節などに結晶化して起こるとされていますが、上肢にも発生します。

Q.どんな症状ですか?

A.局所が急激に腫れ、疼痛が生じます。激痛で夜も眠れないことがあります。

指、手の甲、手関節、肘関節、肩関節と関節はすべてなります。

 

手指の腫れ                                            手の甲の腫れ


手関節尺側(小指側)の腫れ

Q.症状は関節だけでしょうか?

A.関節だけでなく、屈筋腱の周囲にたまり、指が動かなくなることもあります。

Q.どうすればいいですか?

A.手外科医にご相談ください。画像診断と血液検査で診断がつきます。

Q.治療はどんなことをしますか?

A.まずは、炎症が引くまでの間、非ステロイド抗炎症薬または、ステロイド剤(腎障害や胃潰瘍で非ステロイド抗炎症薬を飲めない方)を内服していただきます。

腫れが引いて2週間程度経過したら、尿酸排泄促進剤、または生成抑制剤に変更します。

Q.疼痛がなくなったのですが、やはり尿酸を下げるお薬と飲まないといけませんか?

A.痛風発作は高尿酸血症を由来とする尿酸塩の臓器沈着の目安でもあります。

痛風発作の既往があれば原則として継続的に血清尿酸値を低下させる必要がありますので、内服を継続することをお薦めします。

Q.治療の目標はどうでしょうか?

A.治療目標は血清尿酸値6.0mg/dl以下です。尿酸降下薬は長期間の内服が必要となります。

血清尿酸値のコントロール状況と副作用のチェックのためにも定期的に血液・尿検査を行う必要があります。

当サイト監修医は柏Handクリニックで診察をしています

当サイトを監修している田中利和は、千葉県柏市の柏Handクリニックにて、手(指・手首・ひじ)の疾患に特化した診察・治療を行っております。

2020年の開院以来、手の症状でお困りの多くの方にご来院いただいております。

日本整形外科学会専門医・日本手の外科学会専門医の資格を持った手の専門家として、患者さんと一緒に、より良い治療を一緒に考えていきたいと思っております。

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